C#でTwitterアプリを作る 第0回
C#でTwitterのAPIを利用するには今まで、Twitterizer2や、TweetSharp、LinqToTwitterなどのライブラリを使うか、自前でHttpClientなどを用いるのが主流でした。しかし、Twitterizer2とTweetSharpは本家リポジトリは開発凍結宣言を出し、有志によるメンテナンスが行われるようになりました。LinqToTwitterは大規模なアップデートを予告しながらも、安定版といえるビルドはなかなか登場していません。
そこで今回からC#向けTwitterライブラリ"CoreTweet"を使って、モダンでスマートな機能でTwitterアプリを作る方法を紹介していきます。
第0回はCoreTweetの特徴と導入方法について。
CoreTweetはGithub上で開発が進められているオープンソースのライブラリです。
https://github.com/CoreTweet/CoreTweet
作者であるlambdalice氏はCoreTweetをMono環境で開発しており、CoreTweetはC#でありながらマルチプラットフォームに動作するライブラリになっています。
CoreTweetの良さはとにかく後発であるが故の洗練された設計です。C#特有の言語機能を最大限に活かすことでAPIの操作をスマートな記述で行うことが出来ます。
また、同作者による拡張ライブラリ"CoreTweet.Streaming.Rx"を導入することで、Streaming APIの非同期処理をReactive Extentionsを用いて記述できます。
CoreTweetはNuGet経由で導入可能です。
次回からCoreTweetの機能を少しずつ紹介していきます。