余白

lacolacoの余白は無限である

する哲

なぜ人が足りなくなるのか

人が足りないとはどういうことか 「人が足りない」というのは、「必要な人的資源」に対して「現有の人的資源」が不足しているということである。つまり、「人が足りない」を構成するパラメータは2つあり、「人が足りない」というのは2つのパラメータのバラン…

優先順位に従って行動しないなら優先順位をつけても意味はない

承前: lacolaco.hatenablog.com lacolaco.hatenablog.com 約束とは、未来における行為の宣言と、その承認である 他者がどのように行為するかは、自己にとって不可知の最たるものである 約束によって人は、本来はもっとも不確実なものである他者の行為を、未…

欲望の取捨選択について

取捨選択は、資源の有限性から要請される 資源が無限であるならば、あらゆる欲望をいかようにも満たし続けうる 欲望を抱く限り、有限の資源が欲望に対して十分であるということはない なぜなら、「欲する」ということがすでに「足らぬ」を含意している むし…

約束について

約束は、言葉を交わすことによって、それまでに存在していなかったひとつの命題を生み出す 論理的な思考(推論)とは、2つの命題から三段論法を導き、三段論法を重ねて結論を導くことである 命題は2つの名称を並べて作られる 約束は、それまでは無関係だった…

対話のテーブルとインターネット

対話のテーブル 対話というおこないの定義を『対話をデザインする』(細川英雄)から引用する。 「常に他者としての相手を想定した」発話 「話題に関する他者の存在の有無」 「一つの話題をめぐって異なる立場の他者に納得してもらうために語る行為」 対話を…

成長の条件と目標の限界

成長の条件 成長、進歩、発展、進化…これらの言葉の本質は「好ましい変化」である。変化前とくらべて変化後の状態が「好ましい」ならば、その変化は成長や進歩と呼ばれる。 ここから、成長の条件が2つ取り出せる。ひとつは「変化すること」、もうひとつは「…

ふりかえりの本質・事象評価の4象限・KPTの矯正効果

ふりかえりの本質 まずはじめに、ふりかえりの本質は「ある特定の時間・空間的範囲において発生した事象に対する評価」であるということから説明する。 時間的範囲は過去のある時点から現在までの範囲が典型的だが、場合によっては未来の時点も含む。いわゆ…

方法と目的

方法にはそれが考案者によって生み出された当初の目的がある。 しかしその方法が人びとの間で普及すると、当初の目的とは違う目的にも利用されはじめる。そしてこの状況は間違いであり悪であると評価されることがある。 ところで、方法の利用において正解と…

フレームワークへの過大評価

「このフレームワークでは○○ができない」、そういった評価は(ソフトウェアの)フレームワークという概念一般に対する「過大な」評価である。 フレームワークが使用されるとき、その使用者に何事かを禁じうるということは、そのフレームワークによってのみ何…

知識の引力

知識には質量がある。そして万有引力をそなえている。 一箇所に集まった知識がある重さまで達すると、万有引力によって自然に周囲の知識を引き寄せるようになる。 T型の人材というのは、実は重力による歪んだ空間の形をしている。 国立科学博物館-宇宙の質問…

役割を定義すること・補集合の担い手について

先日 Front-End Lounge #2の基調講演として喋らせてもらった中で触れた基本的な原理について、汎用性が高く単体で参照したくなることが予想されるのでこの記事で簡潔にまとめることとする。 『フロントエンドエンジニアの価値はどこから生まれるのか』の発表…

問題はどこにもない

QuestionではなくProblemとしての「問題」についてのlacolacoの考え方 「事実として問題であること」はどこにも存在しない まず、「事実」なるものの存在を否定する まさしく事実なるものはなく、あるのはただ解釈のみ (ニーチェ『権力への意志』) 当然、「…

決める場と考える仲間

場と人間の関係性、そしてチームをつくるということについて。 「決める場」 ある事柄に関して、決定権をもっている「場」を指す 例: 取締役会、株主総会、経営会議、... 多数決、あるいは議長による判断、なんらかのルールにそって合意形成をする場 「考え…

「本音」の在処

ぼくは「なんだかんだ言っても本音ではこう思っているのであろう、それならば本音で語るべきだ」という「本音主義」とでも言うべき考え方があまりすきじゃないんだよな— しんぺいくんさん (@shinpei0213) 2020年8月11日 自らの「素朴な実感」や「本音」を一…