2022-01-01から1年間の記事一覧
この記事は ゆる言語学ラジオ非公式 Advent Calendar 2022 - Adventar の7日目の記事です。 adventar.org アドベントカレンダーの発起人ではあるものの他の参加者みたいなコンテンツは持ち合わせてないので、ゆサD(ゆる言語学ラジオサポーターDiscordサーバ…
ビジネスとエンジニアリングが足並みをそろえて共に顧客に価値を届けるためには、欠かすことのできないステップがあることに気づいた。それは 「要求」「検査」「合意」 の3ステップで、あらためて考えると当たり前のことしか言ってないが、これを欠いたプロ…
www.dokken.or.jp ゆる言語学ラジオのサポーターコミュニティDiscordがきっかけで始めたDuolingoでのドイツ語学習が180日くらい続いており、せっかくなので何かしら試験を受けてみようと思って独検ことドイツ語技能検定試験に出願してみた。 試験日は12/4。 …
エンジニアリングマネージャーのしごと ―チームが必要とするマネージャーになる方法作者:James StanierオライリージャパンAmazon O'Reilly Japan - エンジニアリングマネージャーのしごと 今年オライリーから発売された『エンジニアリングマネージャーのしご…
発見したつもりだが、すでに周知のことかもしれない。が、少なくとも私には知られていなかった。全文はScrapboxに。 scrapbox.io TL;DR システムの構造を変更するほうが組織の構造を変更するよりも困難である場合、組織の構造はむしろシステムの構造から優越…
先日読んだ『Engineers in VOYAGE - 事業をエンジニアリングする技術者たち』の改訂改題版である 『事業をエンジニアリングする技術者たち』 が8月8日に発売された。 事業をエンジニアリングする技術者たち ― フルサイクル開発者がつくるCARTAの現場作者:株…
Engineers in VOYAGE ― 事業をエンジニアリングする技術者たち作者:株式会社VOYAGE GROUP 監修ラムダノート (RMNTE)Amazon シビレたフレーズ 放っておかない力 「技術的負債の返済に必要な腕力」について、すずけんさんとtwadaさんの一節。 す:腕力っていっ…
他者に対して惜しみなく何かを与えるギバーがもてはやされる昨今、しかし与える者はそれを受け取る者がいてはじめて成り立つ。 自身がギバーでありたいと望むならば、他者がそれを受け取ってくれることを望まずにはいられない。 そのとき、利他的でありたい…
2022 4月〜6月に読んだ本・読み始めた本 まだ読んでる 市谷聡啓『カイゼン・ジャーニー』(翔泳社) 今読んでる実用書枠 『チーム・ジャーニー』を読んで感動したのでジャーニーシリーズをdigっている 上野修『デカルト、ホッブズ、スピノザ 哲学する十七世…
スピノザ『エチカ』を読んだ。『エチカ』を読み終わったあとに、参考書として上野修『スピノザの世界』もあわせて読んだ。 www.iwanami.co.jp bookclub.kodansha.co.jp 表現は確かに異質なものではあったが、その中身は不思議とすんなり入ってきた。 そのタ…
今日の種記事 いつもながらしんぺいさんは面白い種をくれる nekogata.hatenablog.com この記事で僕が引っかかったのは次の部分 ひとつ考えついたのだけれど、「機能」は「できた」「できなかった」の二値なのだけれど、ユーザーストーリーは「めちゃめちゃ実…
バックログアイテムの緊急度が高いということは、そのアイテムの価値(重要度)のピークが今その瞬間にあるようなアイテム、または時間が経過すると重要度が急速に逓減するようなアイテムだと言える。今やらなければ意味がない、今やらなければ間に合わない…
nekogata.hatenablog.com 同僚であるしんぺいさんの記事を読んで、僕が前に書いたものを思い出した。 今ならもうちょっと違う言い方ができるような気がするし、しんぺいさんの合意の話ともちょっと繋がりそうな気がした。 lacolaco.hatenablog.com 以前僕は…
人が足りないとはどういうことか 「人が足りない」というのは、「必要な人的資源」に対して「現有の人的資源」が不足しているということである。つまり、「人が足りない」を構成するパラメータは2つあり、「人が足りない」というのは2つのパラメータのバラン…
承前: lacolaco.hatenablog.com lacolaco.hatenablog.com 約束とは、未来における行為の宣言と、その承認である 他者がどのように行為するかは、自己にとって不可知の最たるものである 約束によって人は、本来はもっとも不確実なものである他者の行為を、未…
取捨選択は、資源の有限性から要請される 資源が無限であるならば、あらゆる欲望をいかようにも満たし続けうる 欲望を抱く限り、有限の資源が欲望に対して十分であるということはない なぜなら、「欲する」ということがすでに「足らぬ」を含意している むし…
トマス・ホッブズ『リヴァイアサン』は一般に自然法や国家論について述べられた本だと認知されているが、その実、かなり射程の広い本だ。その理由は、彼もまたデカルトと同様に合理主義哲学者であり、国家とは何かということを考えるための出発点は人間の本…
約束は、言葉を交わすことによって、それまでに存在していなかったひとつの命題を生み出す 論理的な思考(推論)とは、2つの命題から三段論法を導き、三段論法を重ねて結論を導くことである 命題は2つの名称を並べて作られる 約束は、それまでは無関係だった…
ここで「説明的表題コンテンツ」と呼ぶのは、いわゆる「なろう系」に代表されるような、最近では珍しくなくなってきた、大筋の内容がそのままタイトルになったような説明的なタイトルをつけられた小説や漫画などのコンテンツである。 いろいろな作品を「なろ…
対話のテーブル 対話というおこないの定義を『対話をデザインする』(細川英雄)から引用する。 「常に他者としての相手を想定した」発話 「話題に関する他者の存在の有無」 「一つの話題をめぐって異なる立場の他者に納得してもらうために語る行為」 対話を…
成長の条件 成長、進歩、発展、進化…これらの言葉の本質は「好ましい変化」である。変化前とくらべて変化後の状態が「好ましい」ならば、その変化は成長や進歩と呼ばれる。 ここから、成長の条件が2つ取り出せる。ひとつは「変化すること」、もうひとつは「…
ふりかえりの本質 まずはじめに、ふりかえりの本質は「ある特定の時間・空間的範囲において発生した事象に対する評価」であるということから説明する。 時間的範囲は過去のある時点から現在までの範囲が典型的だが、場合によっては未来の時点も含む。いわゆ…
方法にはそれが考案者によって生み出された当初の目的がある。 しかしその方法が人びとの間で普及すると、当初の目的とは違う目的にも利用されはじめる。そしてこの状況は間違いであり悪であると評価されることがある。 ところで、方法の利用において正解と…
「このフレームワークでは○○ができない」、そういった評価は(ソフトウェアの)フレームワークという概念一般に対する「過大な」評価である。 フレームワークが使用されるとき、その使用者に何事かを禁じうるということは、そのフレームワークによってのみ何…
いわゆる「技術的負債」、あるいは単純に「古いコード」は悪者にされやすい。特に、それを書いたのが現在の開発者とは別人であるなら。(すでに会社にいないなら尚更に) 確かに、古いコードはソフトウェアの品質を上げにくくする。だがそれはコードが古いこ…
www.ea.com store.steampowered.com 昨年のゲーム・オブ・ザ・イヤー大賞を受賞した『It Takes Two』は全編Co-opのみという斬新なアドベンチャーゲーム。 jp.ign.com 夫婦で14時間強プレイしてクリアしたが、全編通してあまりにもクオリティが高く、ゲームデ…
前回からの続き lacolaco.hatenablog.com 近況 おかげさまでAngularやWebフロントエンド開発についてのアドバイザリーをさせていただいてる会社もじわじわ増えつつあり、副業用に空けている可処分時間が減ってきました。 そのため現在は新規の受付を停止して…
知識には質量がある。そして万有引力をそなえている。 一箇所に集まった知識がある重さまで達すると、万有引力によって自然に周囲の知識を引き寄せるようになる。 T型の人材というのは、実は重力による歪んだ空間の形をしている。 国立科学博物館-宇宙の質問…