アニメOP/EDにおける男性アーティスト曲の波
なんか今期男性アーティストによるアニメOP/EDが多い気がしない? と思ったので2年間の男性アーティストによるOP/EDを並べてみる。
なお、一般の子供向けのアニメは一部外してあるし、名義がキャラ名だったりアニメ内のユニット名で男性声優が歌っているパターンも除外する。ただし宮野真守さんは男性アーティストとしてカウントする。
2014冬(2014/01~)
2014年冬はヒロインが少ない男メインのアニメが多く、それらのOP/EDは当然男性アーティストのものが多い。
2014春(2014/04~)
冬に比べると少ない。挙げた中にもいわゆる深夜アニメらしい深夜アニメは少ない。男が多いアニメだから男性アーティストという流れに変わりはない。
2014夏(2014/07~)
- DRAMAtical Murder
- Free! -Eternal Summer-
- LOVE STAGE!!
- Re:_ ハマトラ
- アオハライド
- 黒執事 Book of Circus
- 残響のテロル
- 戦国BASARA Judge End
- 東京喰種-トーキョーグール-
- 幕末Rock
2014年夏も男だらけのアニメが多かった。
2014秋(2014/10~)
- 暁のヨナ
- オオカミ少女と黒王子
- オレん家のフロ事情
- 牙狼〈GARO〉-炎の刻印-
- ガンダム Gのレコンギスタ
- ガンダムビルドファイターズトライ
- 寄生獣 セイの格率
- サイコパス 2
- テラフォーマーズ
- 曇天に笑う
- 七つの大罪
- 弱虫ペダル GRANDE ROAD
- ログ・ホライズン 第2シリーズ
多いが、一般向けというか、豚向けではないアニメがほとんどだ。
2015冬(2015/01~)
少ない。氷河期。
2015春(2015/04~)
- 食戟のソーマ
- 境界のRINNE
- 終わりのセラフ 第1クール
- うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEレボリューションズ
- 血界戦線
- アルスラーン戦記
- トリアージX
- 俺物語!!
- シドニアの騎士 第九惑星戦役
- 山田くんと7人の魔女
このクールは血界戦線のOP/EDがとても話題になった。深夜帯の人気アニメでどちらも男性アーティスト、それも片方はBUMP OF CHICKENというのは異色であった。
2015夏(2015/07~)
数自体は多くないが、並ぶアニメ層が微妙に変わっている気がする。
2015秋(2015/10~)
- 牙狼-紅蓮ノ月-
- 機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ
- スタミュ
- すべてがFになるTHE PERFECT INSIDER
- DIABOLIK LOVERS MORE,BLOOD
- ノラガミ ARAGOTO
- ハイキュー!! セカンドシーズン
- 緋弾のアリアAA
- Peeping Life TV
- ヘヴィーオブジェクト
- ヤング ブラック・ジャック
- 落第騎士の英雄譚
- ワンパンマン
やはり多い。ただ多いだけではなく、いわゆる豚向けのものが多いのが今期の特徴のようで、今までにない流れである。特にヘヴィーオブジェクト、落第騎士の英雄譚の2つは完全にラノベ原作のアニメでヒロインもかわいいのにもかかわらずよく踏み切ったなという感じである。酒井ミキオさんの完全優勝に乾杯。
考察
アニメオタクにはかわいい女の子の歌を聞かせておけばいい時代が終わりつつあるのかもしれない。
アニメにはそのアニメを最高に演出する主題歌が必要であり、かっこいいアニメにはやはりかっこいい曲が必要なんだけど、結局円盤や音源が売れないとつらいからオタクが好きそうな女性声優のユニットや女性アーティストの曲が採用されがちだったのはあると思う。 最近は以前に比べて作品中に登場するキャラクターが主題歌も歌うパターンが減ってきているようにも感じるし、男性アーティストでもちゃんと採算がとれるようになってきたのであればとても喜ばしく思う。
結論としては、オタクはもっとロックを聞いて騒いで暴れるべきだ。オタクも男性アーティストで高まれるんだぞというのを市場に示していこう。おしまい。
追記:反応
オタクもミニマルテクノを聞いて騒いで暴れるべき
— 泡狐竜ハンターD (@pyrovers) 2015, 12月 5