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システム設計と哲学的思考

「はじめての哲学的思考」という本を読んだ。

はじめての哲学的思考 (ちくまプリマー新書)

はじめての哲学的思考 (ちくまプリマー新書)

この本の読後メモは別で書くとして、この本を読んでどうしても書きたくなったことだけをメモしておく。


ドメインモデルというものがある。

ドメインモデル(英: Domain model)は、システムに関わるさまざまな実体とそれらの関係を説明するシステムの概念モデルである。

ドメインモデル - Wikipedia

ドメインモデルが明らかにするのはドメインという目に見えない概念空間の中で、個々の概念がもつ機能、属性や関係性だ。 そしてそれを言語化(文書化)することで関係するひとびとの間での共有知識とする。 これはある概念についての「共通了解」を組み立て言語化するものともいえる。これはまさしく哲学の思考である。 「Aとは何であり、何でないのか」という本質を洞察し、それを関係するひとびとの間で共有し、次なる思考の出発点とする。 つまりドメインモデリングは「本質観取」のステップを必要とする。

ドメインモデリングに限らず、システムアーキテクチャとはシステムコンポーネントの境界と関係性をデザインすることにある。 これもまたシステム全体、そして個々のコンポーネントについて本質観取のステップが必要である。

哲学が「よく生きる」ためにあるとすれば、「よいシステムを作る」ためにもまた哲学の力を借りることができるのではないか。 つまり、哲学における長い歴史の中の知恵が、システム設計にとってもまた有用なのではないかという仮説を立ててみたい。


こんな感じの心持ちで、引き続きしばらく哲学というものについて本を読むことにする。オチなし。以上